|
「茂森あゆみ 星の王子さまを探して〜サン=テグジュペリに触れるフランス不思議旅〜」 というのが正確なタイトルみたいです。 全体を通してフランス語のナレーション(字幕付き)が付いていて、サン=テグジュペリが あゆみさん&視聴者に語りかけるといった形式で番組が進行していきます。 ところどころで、王子さまが出て来たりもします。「ねぇ、ヒツジの絵を書いてよ」 生誕100周年で世界中で祝われるサン=テグジュペリ。ここ日本でも「星の王子さま」のミュージカル が上演されるらしい。でも王子さま役のマドモァーゼル茂森あゆみは、ミュージカル初挑戦らしく 悪戦苦闘しているようだ。(といった導入部のナレーション) 舞台稽古の様子とあゆみさんのコメント。 「本当は(台本は?)こう言ってるけど、(原作は?)違うなって思い出したら、あれ?私なにを したらいいんだろうって」「想像力がどんどん低下していってたみたいなんですね」 「最初は感動していたストーリーだったのに・・・感動もしなくなったりする時期があって」 「王子がどんな人かも分かんない」 「茂森あゆみじゃなくて、ここにいるのは王子だからお客さん達に少しでもさめる部分が あっちゃいけないと思うんですね」 役作りに悩むあゆみさんに「私の人生にヒントが隠されているかもしれないよ」 「行き詰まったら、旅に出ればいい」とアドバイスするサン=テグジュペリ(のナレーション)。 「彼と同じ空気を呼吸すれば、何かが見つかるかもしれない」とフランスに飛んだあゆみさん。 「一番難しいのは、同じ星の人とは違うでしょ?星の王子さまって他の星の人だから、 人間とは違う考えもってたりするじゃないですか。どんな風に演じたらいいのかなって」 サン=テグジュペリの生まれた場所とか行った場所とかに行って、王子のほうの気持ちが もっと分かるようになったらいいな、と思いますけど」 まず彼(サン=テグジュペリ)の生まれたリヨンへ。生家を訪ねるあゆみさん。 彼は4歳のときに引越し、そこで当時まだ珍しかった飛行機に興味を持ち始めたそうだ。 (ライト兄弟の初飛行の成功からまだ9年) 当時の滑走路もそのまま残っていて、彼が初めて飛んだ同じ空をセスナに乗せて飛んで くれるというので、はしゃぐあゆみさん。 「サン=テグジュペリの気持ちがちょっと、というかだいぶ分かった気がする」 「初めて。こんなにサン=テグジュペリの気持ちになれたのは」 その後彼はパリに出て、軍の飛行連隊に入隊。勉強してパイロットの資格も入手。 が、すぐに墜落事故により頭蓋骨骨折の重症。回復後、郵便飛行士に就職。 当時彼が下宿していたホテルは今でも現役だそうで、彼の使っていた32号室は 大変人気のある部屋だそうです。 さらに当時彼が乗っていた飛行機(の同型機)に乗るあゆみさん! フランスに1機しか残っていない博物館ものの老朽機だそうです。なんと皮張りのボディー。 「それは夢のような10分間だった。彼に近付けた、一生のような10分間」 「今まで乗った乗り物の中で一番楽しかった」「初めてあんな高いところで風を感じて」 「自分で(空を)飛んでる感じ」「(これに乗ったら)みんな飛行士になりたくなっちゃう」 砂漠の中の飛行場での勤務を命じられた彼は、孤独と寂しさのあまり砂漠に住むキツネを 飼っていたそうで、このあたり、「星の王子さま」の原型なのかな? 市村さんのコメントもありました。 >「僕は飛行機乗りの役なんだけれども、いわゆる人間のダメな部分と悪い部分と、むかし夢を >持っていた自分と、しいて言うならば大人がね、大人の人が見たときに大人の観客の代表の >ような気がするんですね。」 >「僕の役はサン=テグジュペリの分身かもしれないし、星の王子さまはサン=テグジュペリの >祈りの部分かもしれないけども、そんなことを意識してやってると、それこそ授業みたいに >なっちゃう。学校のね」 >「それを歌ったり踊ったりすることによって、何て言うかな、逆にいうと客観的に見れるって >いうのかな、お客さんも。ああ、そういう世界の話なんだって」 >「「星の王子さま」っていう本を、本以上に分かりやすい世界を構築してるなって感じが >しますよ」「つい忘れちゃってるなっていうものを、思い起こさせるっていうかね」 >「まさしくね、ミュージカルという世界が、舞台という世界が地球だとするならば、そこに >初めてやってきた茂森くんっていうのが、星の王子さまとダブるなって感じがありますよ。 >で、僕自身がミュージカルの世界で生きていて、この子の芝居見てて、おや?そうか、 >ああいうナイーブな部分、俺忘れてるなぁとかね、そういうこと逆にいうと思い起こさせる。 >そういう意味で言うと、ダブルのイメージがあって、面白いんじゃないかなと思って >やってますけどね」 >「初めてミュージカルに来て、お芝居をしながら歌うと、気持ちがどんどん(前に)来ちゃってね、 >本人が聞く前に俺が言ってる、首が前に出てるよって。役に入るとなるとすぐにこうね、 >声楽で今までずっとおまえ歌やってて、こうやって(首出して)歌なんか歌えないだろう、 >みたいなことは言ってますよ」「本人が傷付かない程度に(笑)」 話は「赤い花」に例えられている、サン=テグジュペリの最愛の女性におよびます。 自由奔放な彼女は、まさに「手のかかる赤いバラ」だったそうで。 しだいに彼女から距離を置くようになり、空に孤独を求めるようになったサン=テグジュペリは、 1944年、飛行機で飛び立ったまま、マルセイユ沖で消息を絶ちます。 まるで王子さまが星に帰っていくかのように。 このあたりのくだりは、是非原作を読んで欲しいです。 ナレーションより。「今、私にできることは、純粋でひたむきだった子供の心を 書き留めておくことくらいだ。これから大人になる子供達のために。 かつては純粋だった大人達のために」 あゆみさん「(サン=テグジュペリは)自分を忘れて欲しくないと思ったんでしょうか」 「星を見て(自分を)思い出して欲しい、ということだったんでしょうかね」 あゆみさんの意気込みをひしひしと感じ、ミュージカルへの期待がますます高まる番組でした。 のべ5時間もかけてこの程度の文章しか書けませんでした。う〜ん。 前半と後半で、なんか文章違うし(^^; 原作「星の王子さま」を読んだことの無い方は、是非一度読んで見て欲しい。 そしてミュージカル「星の王子さま」を見に行かれる方は、是非一度この番組を見て欲しい。 長文をお読みくださり、ありがとうございました。伝えたかったのはそういうことです。 舞台は見に行く予定だが、番組は放送されていない地域だった方々へ。 連絡下さい。出来る限りのことはさせて頂きたいと考えています。 |